カーボンヒーター 体に悪い？気になる理由とデメリットから選び方まで徹底解説

「カーボンヒーターって体に悪いの？」と悩んでいませんか？

寒い季節には欠かせない暖房器具ですが、体への影響について心配する声も少なくありません。

実際に、遠赤外線を利用したカーボンヒーターが体に悪いのかどうか、使い方によってはどんなリスクがあるのか知りたい人も多いのは事実。

結論から言うと

「大丈夫です！」

ではなぜそう言われているのか、カーボンヒーターが体に悪いと言われている理由と体に与える影響や正しい使用方法、メリットとデメリットを詳しく解説します。

これを読むと、安心して冬を快適に過ごすための答えと自分に合ったカーボンヒーターに出会えます。

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カーボンヒーターが体に悪いと言われる理由

カーボンヒーターが体に悪いと言われる理由について解説します。

よく知られている遠赤外線を利用するこのヒーターは効果的で便利ですが、使い方次第で体に悪影響と言われています。

遠赤外線の誤解とその実態

カーボンヒーターは遠赤外線を使った暖房器具です。

この遠赤外線については体に有害であると誤解が多いですが、遠赤外線に害はありません。

遠赤外線は電磁波の一種で、電磁波の赤外線に分類されています。

一般社団法人遠赤外線協会では、3～1,000μｍの波長を、遠赤外線と定義しています。

遠赤外線は自然界で太陽光などからも放出されており、私たちは日常的に触れています。

そのなかで普通に生活できているので心配ないんですよ。

この遠赤外線の暖める効果が健康をサポートする暖房器具として使われるわけです。

カーボンヒーターが放つ遠赤外線は、体内の水分子に熱を伝える仕組みで、皮膚や筋肉の深部まで温める効果があります。

ヒーターなどに直接触れれば火傷をする可能性はありますが、これは遠赤外線そのものが害を及ぼしているわけではありません。

カーボンヒーターが体に与える影響とは？

カーボンヒーターが体に与える影響について説明します。

カーボンヒーターが体に悪いという説は主に電磁波の誤解と不適切な使用によるもの。

至近距離でヒーターを使用し続けると、低温やけどが発生しやすくなります。

体に直接当てすぎると乾燥が進み、のどや肌が乾燥しやすいのも報告されています 。

さらに、カーボンヒーターの明るい光を長時間直視すると、目に疲労を与えやすくなります。

遠赤外線は健康に良い影響をもたらす一方で、使い方によっては体に負担をかける可能性もあるため、適切な距離と使用時間を守りましょう。

他の熱源との違いは？（ハロゲンヒーター・シーズヒーターの比較）

カーボンヒーターは炭素繊維(カーボン)に電気を流して発熱する仕組みの電気ストーブです。

似たような見た目のヒーターでハロゲンヒーター、シーズヒーターがあるのでその違いを解説しますね。

種類	カーボンヒーター		ハロゲンヒーター	シーズヒーター
イメージ
発熱体	炭素繊維	黒鉛 グラファイトヒーター	ハロゲンランプ	ニクロム線を絶縁体で包んで金属管で覆う
遠赤外線量	中	多い	小	多い
暖房能力	低め	高い	低い	高い
速暖性	あり	あり	あり	あり

カーボン、ハロゲン、シーズヒーターともに速暖性が高く、スイッチを入れるとすぐに暖まる特徴があり、遠赤外線を利用しているため空気を汚さず乾燥しにくい点がメリットです。

カーボンヒーター

カーボンヒーターは電気代が比較的安いため、小さな部屋やスポット暖房に最適な選択肢となります

赤外線放射量はハロゲンヒーターの約2倍なので、 同じ温度にするまでに、カーボンヒーターはハロゲンヒーターの約1/2の電気代で済みます。

グラファイトヒーター

カーボンヒーターの中でも、黒鉛を発熱体としている物がグラファイトヒーターです。

カーボンヒーターよりも立ち上がりが早く赤外線の照射量も更に多いので、その分お値段も高めです。

ハロゲンヒーター

部屋全体に対する暖房能力は低く、ハロゲンランプから放射される赤外線輻射熱を直接当てて暖めます。

速暖性があり機器の価格は手ごろです。

ハロゲンヒーターは明るい光を発し部分的に熱を提供するため、部屋全体を暖めるのには適していません。

シーズヒーター

遠赤外線放射量がカーボンヒーターより高く発熱体が破損しにくいのと機能が上回ります。
シーズヒーターは「コアヒート」「メタルヒート」「セラムヒート」「ステンレスヒーター」など、 この金属管にコーティングしているものの違いによって、各社独自の商品名がついています。 機器のお値段はカーボンヒーターより高めです。

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カーボンヒーターのデメリットと安全対策

カーボンヒーターのデメリットと安全対策について解説します。遠赤外線を利用した暖房器具として人気ですが、使用時に注意が必要な点も多く存在します。

火災や低温やけどのリスク

カーボンヒーターは遠赤外線を放射して体を温める便利な暖房器具ですが、使い方を誤ると火災や低温やけどのリスクがあります。

とくに燃えやすい物が近くにあると、火災の原因となる可能性が高くなります。

ヒーターが転倒したときにガラス管が割れる危険性もあるため、安定した場所での使用が必須です。　

低温やけどのリスクも見逃せません。

特に長時間使用すると、知らない間に皮膚にダメージを与える可能性があるので、近距離での使用は避け体からヒーターを少し離した位置で使用するようにしてください。

部屋全体は温めにくい

カーボンヒーターは炭素繊維に電気を流して暖める暖房機器です。

暖房能力としては低いため、部屋全体ではなくスポット暖房としての用途が向いています。

主に遠赤外線を放射するので体の芯まで暖まりやすく、冷え症の人などにおすすめです。

使い方によっては電気代上がる

カーボンヒーターの電気代は、他の暖房器具と比較して低めです。

でもカーボンヒーターは電気を直接熱に変換するため、エネルギー効率が高いとは言えません。

とくに広い空間を暖めようとすると電力消費が大きくなる可能性があります。

1時間の消費電力は約13.9円から27.9円ほどであり、1日8時間使用した場合、月の電気代は約3,336円から6,696円になります。

エアコンが部屋全体を暖めるのに時間がかかる場合、カーボンヒーターをスポット暖房として使うと電気代を抑えつつ快適に過ごせます 。

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カーボンヒーターのメリットとは？選ぶべき理由

カーボンヒーターのメリットについて、選ぶべき理由を具体的に紹介します。寒い冬を快適に過ごすために、効果的な選択肢となるポイントを解説します。

速暖性の高さ

カーボンヒーターはスイッチを入れてからすぐに暖かくなる、速暖性がとても高いという特徴があります 。

特に足元を素早く温めたい時や、寒い冬の朝にすぐに暖を取りたい場合にとても便利！

カーボンヒーターは遠赤外線を利用しているため、体の芯まで温める効果が期待できます。

省エネ性能

電気ストーブの一種でありながら省エネ性能が高く、長時間使っても電気代を抑えやすいのが魅力です 。

一般的な電気ストーブやオイルヒーターと比べて、カーボンヒーターは効率的に熱を発生させるため、同じ暖房効果を得るのに必要な電力が少なく済むことがあります。

• 省エネのコツ:
  • 使用しないときは必ず電源を切る。
  • 部屋の断熱性を高めて、熱が逃げないようにする。
  • 必要な範囲だけを暖めるようにする。

今流行りのグラファイトヒーターはカーボンヒーターより遠赤外線量が多いため、若干電気代上がってもそれでも安い方です。

乾燥しにくい

カーボンヒーターのもう一つの大きなメリットは、空気を乾燥させにくい点です。

温風を出さずに遠赤外線で温めるため、空気を汚さず乾燥もしにくいのが特徴です 。

ファンを使わないから、部屋のほこりが舞い上がる心配もなく、アレルギーや呼吸器系に敏感な人にも適しています。

稼働音が静か

他暖房機器と比べると、遠赤外線を利用した暖房機器は稼働音が静かです。

パネルヒーターや床暖房などは、気になるほどの稼働音を発生させません。

送風式の暖房機器の場合、風の音や稼働音が気になってしまう場合がありますが、その点が静かなので就寝時のストレスはかなり少ないですね。

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カーボンヒーターの正しい選び方

カーボンヒーターを選ぶときのポイントを解説します。

使用場所に適したサイズと出力の選び方

カーボンヒーターを選ぶとき、まず考慮すべきは使用する場所の広さです。

場所	トイレや洗面所など	6畳ほどの広さ	リビングなど広い部屋
消費電力（W)	300W程度	500W〜900W	900W以上

ワット数の目安として、狭い部屋には500W以下のヒーターを、広い部屋には1,000W以上のヒーターを選ぶと効率よく暖めれます。

安全機能が充実したモデルの選択

安全機能の充実度もカーボンヒーターを選ぶときの重要なポイントです。

転倒時に自動で電源が切れる「転倒オフ機能」や、一定時間使用後に自動で電源が切れる「タイマー機能」があると安心です。

さらに、過熱防止装置や温度調節機能がついているモデルは、火災のリスクを抑え、電気代の無駄も防げるためおすすめです。

こうした機能があれば長時間使用しても安心です。

電気代節約に役立つ機能とは？

電気代を節約するためには、出力調節機能付きのモデルがとても効果的です。

300Wから1,100Wまで段階的に出力を調整できる機能を持つカーボンヒーターは、状況に応じて電力を無駄なく使用できます。

首振り機能を持つモデルは部屋全体を均一に暖められるため、特定の場所だけが過熱されるのを防ぎます。

結果として無駄な消費を抑え、効率的に部屋を暖められます。

カーボンヒーターを選ぶときは、使用場所に応じたサイズと出力、安全機能、そして電気代を抑えるための調整機能に注目して選んでください。

正しい使用法で安全に使う方法

カーボンヒーターを安全に使用するためには、いくつかの基本的なポイントです。

転倒時のリスクを減らすために安定した場所に設置する。

燃えやすいものを周囲に置かないようにし、使用中は常に周囲を確認する習慣をつける 。

加えて、低温やけどを防ぐためには、1メートル以上の距離を保ち、長時間連続で同じ部分にヒーターを当て続けないようにする。

加湿器を併用すると空気の乾燥を防げるので、快適な室内環境を維持できます。

最適なおすすめのカーボンヒーター

冬におすすめのカーボンヒーターをいくつか紹介します。

2024年の人気モデルには、省エネ性能や安全機能が充実した製品が多く、さまざまな用途に対応できます 。

メーカー	山善 YAMAZEN 遠赤外線カーボンヒーター	Aladdin 高性能遠赤グラファイトヒーター	ブルーノ 　　　カーボンヒーター
品番	DC-S097	AEH-G100D-W	BOE077
カラー	ホワイト	ホワイト	グレージュ/ブルーグレー/グラスグリーン
本体サイズ（横×奥×高）	32×32×63.8cm	30× 30 × 61cm	21.4××21.4×61.4㎝
重量	3kg	約 2.7kg	約2.3kg
電源	AC100V	AC100V	AC100V
消費電力	最小：450W 最大：900W	最小：250W 最大：1000W	最小：500W 最大：1000W
安全装置	転倒オフスイッチ サーモスタット(温度過昇防止装置)	防災対応型 二重安全転倒OFFスイッチ（ボール式）	電源OFF タイマー 転倒時自動OFF サーモスタット機能
首振り機能	自動	手動首振り130° パワー段階切替4段階	自動首振り角度：左右方向60°
電源コード長さ	1.8m	1.5m	1.7m
電気代目安(1時間あたり）	450W：約12円 900W：約24円	250W：約6.8円 1000W：約27円	500W：約15.5円 1000W：約32円
適応面積	450Wで約3畳 900Wで約6畳程度	木造住宅：約2.6畳 コンクリート住宅：約4畳	約4畳
公式価格	8.980円（税込）	15.800円（税込）	16.500円（税込）
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カーボンヒーターを選ぶときには使用場所やサイズさらに機能性についても、自分の環境に合った選び方が必要です。

リーズナブルで安定の機能が欲しい人：山善カーボンヒーター

メーカー	山善 YAMAZEN 遠赤外線カーボンヒーター
カラー	ホワイト
本体サイズ（横×奥×高）	32×32×63.8cm
重量	3kg
電源	AC100V
消費電力	最小：450W 最大：900W
安全装置	転倒オフスイッチ サーモスタット(温度過昇防止装置)
首振り機能	自動
電源コード長さ	1.8m
電気代目安(1時間あたり）	450W：約12円 900W：約24円
適応面積	450Wで約3畳 900Wで約6畳程度
公式価格	8.980円（税込）

山善の「速暖カーボンヒーター」は、遠赤外線シーズヒーター搭載で、即暖性と広範囲を暖める能力を持ち合わせています。

首振り機能も搭載しているため部屋全体をバランスよく温められます。

本体が倒れると自動でOFFになるオフスイッチはもちろん！サーモスタット(温度過昇防止装置)も付いているので、お子さんがいる家庭でも安心。

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早く温めたい！そんな人には：アラジン　グラファイトヒーター

メーカー	Aladdin 高性能遠赤グラファイトヒーター
カラー	ホワイト
本体サイズ（横×奥×高）	30× 30 × 61cm
重量	2.7kg
電源	AC100V
消費電力	最小：250W 最大：1000W
安全装置	防災対応型 二重安全転倒OFFスイッチ（ボール式）
首振り機能	手動首振り130° パワー段階切替4段階
電源コード長さ	1.5m
電気代目安(1時間あたり）	250W：約6.8円 1000W：約27円
適応面積	木造住宅：約2.6畳 コンクリート住宅：約4畳
公式価格	8.980円（税込）

凄いのは立ち上がりたった0.2秒で暖かくなること！

とにかくすぐ暖かくなると評判のアラジンのグラファイトヒーターは遠赤外線のグラファイト使用なのでとにかく温かいです。

グラファイトヒーターは赤外線の中でも特に近赤外線と遠赤外線両方の良い部分を持っている波長域の「中赤外線」を使用しているので、体にたっぷり吸収され、芯からあたたかく温もりが長続きします。

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温度調整が自由にしたい！狭いとこに置きたい人：ブルーノカーボンヒーター

メーカー	ブルーノ 　　　カーボンヒーター
カラー	グレージュ	ブルーグレー
本体サイズ（横×奥×高）	21.4××21.4×61.4㎝
重量	約2.3kg
電源	AC100V
消費電力	最小：500W 最大：1000W
安全装置	電源OFF タイマー 転倒時自動OFF サーモスタット機能
首振り機能	自動首振り角度：左右方向60°
電源コード長さ	1.7m
電気代目安(1時間あたり）	約4畳
公式価格	16.500円（税込）

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そして電源OFFタイマー・転倒時自動OFF・サーモスタット機能もありどんな場面でも安心なんです。

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カーボンヒーターに関する気になる質問

カーボンヒーターについてよくでる質問についてまとめました。

まとめ｜カーボンヒーターは体に悪いのか？

「カーボンヒーターが体に悪い」と言われていますが、電磁波の一種の遠赤外線を使った暖房器具なので問題ありません。

以下にカーボンヒーターのポイントをまとめます。

ポイント	内容
遠赤外線の影響	遠赤外線は体に有害ではなく、むしろ健康に良い効果が期待される。
使用時のリスク	長時間の近距離使用で低温やけどのリスクあり。
電気代	他の暖房器具と比べて省エネ性能が高く電気代は安め。
安全機能	転倒時オフ機能や過熱防止装置が付いているモデルが安心。
デメリット	部屋全体は温めにくい、使い方によっては電気代上がる。
メリット	速暖性が高く空気を汚さず乾燥しにくい稼働音も静か。

カーボンヒーターは正しい使い方をすれば安全で体に悪い影響は与えません。

遠赤外線は健康をサポートする力を持ち、短時間で体を芯から温める効果があります。

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■参照

• 遠赤外線による身体への影響や効果｜遠赤外線を利用した暖房機器：（Radiant)